2026年10月5日、台風29号「コグマ(KOGUMA)」が発生しました。
今年は、すでに台風の発生ペースがかなり速い。
そして今回は、台風29号だけではありません。
同じ10月5日には、日付変更線を越えてきたハリケーン「NOLO」が台風28号「ノロ」となりました。
つまり現在、台風28号と台風29号が同時に存在する状況です。
さらに気になるのが、
「台風29号は日本へ来るのか?」
そして、
「2026年は結局、何個の台風が発生するのか?」
という問題です。
今回は、気象庁の発表をベースに、気象専門サイト、数値予報モデル、Windyで確認できる気象モデル、さらにSNS上の反応なども含めて、現時点での台風29号を整理してみます。
※この記事は2026年10月5日時点の情報です。台風の進路・勢力は今後大きく変わる可能性があります。
台風29号「コグマ」が10月5日に発生
2026年10月5日9時、マーシャル諸島で発達していた熱帯低気圧が台風29号になりました。
名前は、
「コグマ(KOGUMA)」です。
「コグマ」は日本が提案した台風名で、星座の「こぐま座」に由来しています。
発生時点での中心気圧などは、
- 中心気圧:1000hPa
- 最大風速:18m/s
- 最大瞬間風速:25m/s
- 移動速度:約15km/h
- 位置:マーシャル諸島付近
となっています。
つまり、発生直後はまだ「猛烈な台風」という状態ではありません。
しかし、ここからが問題です。
台風29号はこれから発達する?
気象庁の10月5日10時15分発表によると、台風29号は今後、北寄りに進んだ後、
西北西方向へ進む予想となっています。
現時点で示されている予報を見ると、
10月6日9時
- 北緯13.0度
- 東経167.5度
- 中心気圧:1000hPa
- 最大風速:18m/s
- 最大瞬間風速:25m/s
↓
10月7日9時
- 北緯15.7度
- 東経165.6度
- 中心気圧:994hPa
- 最大風速:23m/s
- 最大瞬間風速:35m/s
↓
10月8日9時
- 北緯17.4度
- 東経161.9度
- 中心気圧:990hPa
- 最大風速:25m/s
- 最大瞬間風速:35m/s
↓
10月9日9時
ここで大きな変化が予想されています。
- 南鳥島近海
- 中心気圧:970hPa
- 最大風速:35m/s
- 最大瞬間風速:50m/s
「強い台風」になる予想です。
さらに、
10月10日9時
- 中心気圧:960hPa
- 最大風速:40m/s
- 最大瞬間風速:55m/s
という予想になっています。
つまり、現在の1000hPaから、
960hPaまで低下するシナリオ
が示されています。
かなり発達する可能性があります。
そして気になる「その後」の進路
ここが一番重要です。
10月10日頃には台風29号は南鳥島近海に進む予想です。
しかし、その先については、まだ予報の不確実性が大きくなります。
ウェザーニュースも、各国の数値予報モデルを比較した結果について、
予測後半になるほど進路のばらつきが大きくなる
と説明しています。
つまり、
「10月10日頃までは比較的シナリオが見えてきている」
一方、
「その先、日本列島へ向かうのか、東へ転向するのかはまだ確定できない」
という段階です。
日本へ上陸する可能性は?
現時点では、
「台風29号が日本本土へ上陸する」と断定できる状況ではありません。
ここは非常に重要です。
SNSでは台風の予想進路画像が拡散されると、
「日本直撃!」
「関東上陸!」
「九州に来る!」
など、かなり強いタイトルが出てくることがあります。
しかし、10月5日の段階ではそこまで断定するのは早い。
気象庁の予報では10月10日まで台風29号は南鳥島近海を西北西方向へ進む予想ですが、それより先は不確実性が大きくなります。
したがって現段階では、
「日本へ向かう可能性を残しているため、今後の進路変化を監視する段階」
と考えるのが適切です。
Windyで見るとどうなる?
台風を見るときに便利なのが「Windy」です。
Windyでは、世界各地の数値予報モデルを使って、風・気圧・降水量などを視覚的に確認できます。
特に台風の場合、
- ECMWF
- GFS
- その他の数値予報モデル
などを切り替えて確認できるため、
「各モデルが台風をどこへ動かそうとしているのか」
を見るのに便利です。
ただし、ここで注意したいことがあります。
10日以上先の予想は「予言」ではありません。
コンピューターによる数値シミュレーションなので、初期値が少し変わるだけでも数日後の進路が大きく変わることがあります。
特に台風29号の場合、
10月10日以降の進路が重要。
この部分はまだモデル間の不確実性が大きいので、
「Windyで日本直撃コースが出た!」
というだけで確定情報として扱うのは危険です。
Windyの予測は、あくまで
「現時点のモデルではこういう可能性がある」
と見るのが正解です。
SNSではすでに「また台風?」という反応
SNS上でも、台風28号・29号の同時発生に驚く声が出ています。
海外の気象関連コミュニティでも、
「台風28号が発生したと思ったら29号まで来た」
という反応が見られます。
さらに、
「3つ同時に存在している?」
という反応も出ています。
今年の台風シーズンは、それだけ異例のペースで進んでいるということです。
ただし、SNSの投稿は気象庁の公式予報ではありません。
SNSは、
「世間が今どう感じているか」
を見る材料として使い、
最終的な進路判断は気象庁などの公式情報で確認する。
この使い分けが重要です。
2026年は台風が多すぎる?
ここで気になるのが、
「今年は一体、何個台風が発生するの?」
という話です。
2026年は10月5日時点で、
台風29号まで発生しています。
国立情報学研究所の「デジタル台風」でも、10月5日時点の2026年の台風発生数は29個となっています。
ちなみに、平年の年間発生数は、
25.1個です。
つまり、すでに平年の年間発生数を約4個上回っています。
まだ10月です。
2026年は1月から10月まで毎月台風が発生
さらに面白い記録があります。
2026年は、
1月から10月まで、すべての月で台風が発生しています。
ウェザーニュースによると、1951年以降、
- 1965年
- 2015年
- 2026年
の3回しかない非常に珍しいパターンです。
つまり2026年は、
「台風が多い年」だけではなく、「年間を通して台風が発生し続けている年」
になっています。
では、最終的に何個になる?
ここからは予測です。
気象庁が「2026年は最終的に○個になる」と確定発表しているわけではありません。
したがって、ここでは、
現在までの発生数
+
10月の予測
+
過去30年の平年値
から考えてみます。
気象庁による1991~2020年の台風発生数の平年値は、
| 月 | 平年の台風発生数 |
|---|---|
| 10月 | 3.9個 |
| 11月 | 2.5個 |
| 12月 | 1.3個 |
となっています。
10月以降だけで見ると、
平均7.7個
の台風が発生する計算です。
ただし、今年はすでに10月5日までに3個発生しています。
さらに日本気象協会は、2026年10月の台風発生数について、
1~4個
と予測しています。
したがって、10月は残りの発生数が、
0~1個程度
となる可能性があります。
KEN97 GARAGE予想
ここまでの数字を組み合わせると、
現在
29個
↓
10月残り
0~1個程度
↓
11月
平年値 2.5個
↓
12月
平年値 1.3個
これを単純計算すると、
2026年の最終発生数は「32~34個程度」
が一つの目安になります。
ただし、私は記事上では少し幅を持たせて、
「33~34個前後」
を現時点の本命ゾーンとして見ておきたいと思います。
もちろん、これは公式予報ではありません。
30個台に突入する可能性は?
十分あります。
現在すでに29号。
つまり次に台風が1個発生すれば、
「台風30号」
です。
2026年はここまでかなり速いペースで台風が発生しているため、
30号到達はかなり現実的
と考えられます。
さらに31号、32号……と続く可能性もあります。
今年はなぜこんなに台風が多い?
2026年は、台風の発生位置や海洋・大気の状態にも注目する必要があります。
日本気象協会は2026年について、エルニーニョ現象への移行などに伴い、台風の発生位置が日本から離れた南東側に偏る可能性を指摘しています。
遠い海域で発生した台風は、日本へ向かう場合、
暖かい海の上を長距離移動する時間が長くなる
ことがあります。
その結果、海から水蒸気エネルギーを取り込みながら発達し、
「発生場所は遠いのに、日本へ来る頃には強い」
というケースも考えられます。
台風29号で一番注意したい日
現時点で注目したいのは、
10月9日~10日
です。
気象庁の予報では、
10月9日
970hPa・最大風速35m/s
10月10日
960hPa・最大風速40m/s
という予想になっています。
最大瞬間風速は、
55m/s
まで予想されています。
ただし、これはあくまで10月5日時点の予報です。
台風は今後の海水温、太平洋高気圧、偏西風、周囲の気圧配置などによって進路・勢力が変わります。
まとめ|台風29号は「まだ日本直撃とは言えない」
2026年10月5日時点で整理すると、
台風29号「コグマ」
- 10月5日9時に発生
- 発生場所はマーシャル諸島
- 中心気圧1000hPa
- 最大風速18m/s
- 今後、発達する予想
- 10月9日頃には970hPa
- 10月10日頃には960hPa予想
- 南鳥島近海へ進む予想
- その先は不確実性が大きい
- 日本への直接的な影響は現時点では確定していない
そして2026年の台風発生数は、
現在29個
平年の年間発生数は、
25.1個
すでに平年を上回っています。
さらに今年は1月から10月まで毎月台風が発生するという、非常に珍しい年になっています。
そして「30号」は来るのか?
個人的に一番気になるのはここです。
台風29号が発生した時点で、30号まで残り1個。
10月はまだ台風が発生する可能性がある時期です。
そのため、
2026年、台風30号到達は十分あり得る。
さらに年末までの状況を考えると、
最終的には33~34個前後
というのが、10月5日時点での一つの現実的なシナリオです。
ただし、台風の発生数は気象条件によって大きく変わります。
「34個で確定」ではありません。
今後、台風30号の発生が近づいたときには、今回の記事も更新して、
「台風29号→30号→31号……」
と追いかけていくのも面白そうです。
台風29号の進路は、まだ「日本直撃」と決めつける段階ではありません。
しかし、
10月9~10日の発達と、その後の進路転向
には注目です。
※本記事の情報は2026年10月5日時点。台風情報は更新頻度が高いため、実際の避難・防災判断では気象庁など最新の公式情報を確認してください。
